ウンベラータの剪定は、新芽をたくさん出させて生長を促したり、樹形を整えたりするために行うものです。しかし、剪定の仕方を間違えると、枯れてしまう場合があります。木質化して新芽が出ないのではないのか?と心配の方に向けて記事を書きました。
ウンベラータの木質化(もくしつか)とは?
切ったウンベラータ、木質化してたのにニョキニョキ新芽が出てきてる 生命力がすごい pic.twitter.com/OxYiikaftn
— ちむ (@cmopm31) July 14, 2023
植物化は木化(木質化)します。フィカス・ウンベラータも、最初は新芽から伸びた幹が緑色ですが、年月が立つに連れて幹は木質化し茶色く色が変化し、固くなり木に育ちます。植物内の細胞にグリニンという成分が増えることにより木質化します。
大きく成長すると幹や葉っぱの量が増えます。その重さや害虫から守るために、木質化し強く育っていくのです。
そのため、木質化は悪いことではなく、順調に成長していると考えて問題ありませんので安心してください。
ウンベラータが木質化しても新芽はでてくる?
ウンベラータが木質化しても新芽はでてきます。
ウンベラータの丸坊主剪定などを行うと木質化した幹のみになり、本当に新芽が出てくるのか不安になりますよね…
正しい時期(成長期)に剪定を行うことにより、木質化したウンベラータでも新芽がでてきますので、ご安心ください。
またウンベラータは、上に伸びていく性質のため、剪定しないと綺麗に曲がったりしません。
新芽が中々出てこない場合には、土に肥料を足すなど栄養を与えることをおすすめします。
新芽の優先度とは?頂芽優勢
剪定をしてどこから新芽がでてくるのが不安になることがあるかと思います。
植物には「頂芽優勢」という特徴があります。
頂芽優勢とは、茎の先端である頂芽が優勢的に育ち、下側の側芽や側枝は育ちにくいです。そのため、ウンベラータが成長するにつれて、大きくなり高さがでてきます。
下側に枝や葉が育ってほしい場合には、上側を剪定すると良いです。
まとめ
ウンベラータの木質化は成長している証拠であり必然の現象です。そのため木質化を防ぐ方法はありませんが、剪定をすることにより大きさ・サイズ・樹形を整えつつ維持することができます。
また、木質化した幹のみになってしまい枯れたと思っても、葉っぱが映えることはもちろんありますので、すぐにあきらめずに栄養・お水を与えてください。