観葉植物を育てていると害虫が発生する場合があります。室内飼育しているウンベラータにもコバエが発生する場合があります。適切なコバエ対策・予防・駆除をしないと、大量に室内に湧いてしまいます。
今回は、コバエ対策について解説します。
コバエとは?
コバエとは小さなハエの呼び名です。実はコバエという品種はいません、一般的なサイズのハエはイエバエ・オオクロバエなどです。では、一般的にコバエとみんなが読んでいるのは、ショウジョウバエという小さなハエの種類です。
体調は訳2mmとなりますが、室内に1匹でも飛んでいると気になりますよね…
ウンベラータにコバエが発生する原因は土?どこから
室内で飼育しているウンベラータの周りや土からコバエが発生・湧いているな?と思うことありませんでしょうか。
実は、コバエ(ショウジョウバエ)は土に卵を産みます。しかも、孵化するまで半日~3日という脅威の速さです。幼虫から成虫からの期間は1週間です。
そのために、早めに原因を対策しないとどんどんと大量発生してしまいます。
またコバエの発生する原因は土以外に、腐敗した植物や実などがあると、コバエの餌となるために処分をして清潔な環境を保ちましょう。
コバエの駆除・最強対策方法とは?
ウンベラータなどの観葉植物等からコバエが発生した場合は、卵を大量に産まれる前に速やかに対処をしましょう。
コバエの卵や幼虫の駆除
土に卵を産み付けられてしまった場合、非常に小さく取り除いての対策は難しいです。
熱湯をかけることにより卵は死滅しますが、植物へのダメージがあるため避けたほうが良いです。
そのために、新しい土に変更する。もしくは、成虫になってからの対策方法を実施することとなります。
また、鉢カバーや受け皿に水が溜まっている場合は、水を捨て乾燥した状態にさせましょう。
コバエ成虫の対処方法:殺虫剤
コバエに殺虫剤は効果的です。確実に死滅させたい場合にはスプレー状の殺虫剤などで成虫にめがけて噴射します。
最近は、天然由来の殺虫剤などもあります。
コバエ成虫の対処方法:コバエ取り器
コバエの好む匂いにつられて、成虫は捕まっていき対処・駆除されます。
市販で販売されているものから、めんつゆなどでも代替ができます。
コバエの予防法は?
先程はコバエの対策方法でしたが、次にコバエを寄せ付けない予防方法をお伝えします。
水はけの良い土
ウンベラータや観葉植物に水を与えることは重要ですが、水を与えすぎてしまうとコバエが好む土の条件が整い、繁殖に繋がってしまいます。コバエは乾いた土を嫌うために、常に濡れた状態や受け皿に水が溜まっている状態を作らないようにしてください。
土に砂利などの厚みをもたせる
土から1cmほど砂利などで厚みを持たせてみてください。ショウジョウバエは土に卵を産みますが、土の表面が見えないと卵を産みにくくなり、繁殖を抑えられます。
ウンベラータに木酢液やハッカ油を吹きかける
コバエは木酢液やハッカ油の匂いが嫌いです。そのために、土などに少量吹きかけることによりウンベラータに近寄りづらくなります。
コバエに関連するよくある質問
コバエは乾燥した土を好む?
いいえ、コバエは乾燥した土ではなく水分の多い土を好みます。観葉植物に使う土や鉢は、水はけがよく、乾きやすい物を選択すると良いです。
土にハエが寄らないようにするにはどうしたらいいですか?
土に砂利などの厚みをもたせることにより卵を産みづらくなります。また、木酢液やハッカ油を嫌がるため散布することをおすすめします。
コバエは害がありますか?
人体に刺すなどの被害はありませんが、病原菌のO-157や赤痢などを伝播する可能性があると言われています。
まとめ
コバエの繁殖力はとても高く、1匹でも室内に飛んでいるなと思ったらすぐに予防・対策・駆除を実施してください。
また清潔な環境を整えることは、コバエの対策以外にも重要なことです。