観葉植物のウンベラータは、育てやすく、手間がかからない観葉植物として人気があります。しかし、長期間放置していると、枝が伸びすぎるなど見た目が悪くなったり、風通しが悪くなったりして、害虫や病気にかかりやすくなります。
そんな時におすすめなのが、丸坊主剪定です。丸坊主剪定とは、葉や枝をすべて切り落とす剪定方法です。ウンベラータは、芽吹きやすい植物なので、丸坊主剪定をすることで、新芽をたくさん出させることができます。
しかし、丸坊主剪定には、失敗するリスクもあります。間違った方法で剪定すると、葉が枯れたり、株が弱ったりしてしまう可能性があります。そのため、丸坊主剪定を行う際は、正しい方法を知っておく必要があります。
そこで、今回は、ウンベラータの丸坊主剪定で失敗しないためのコツをご紹介します。
ウンベラータの丸坊主剪定のメリットとデメリット
メリット | デメリット |
---|---|
新芽をたくさん出させることができる 樹形を整えることができる 害虫や病気の予防になる | 一時的に葉がなくなる 剪定に手間と時間がかかる場合がある 枯れてしまう場合もある |
丸坊主剪定はその名の通り葉っぱを全て取ります。幹も理想の形に曲げたり、まっすぐにするために剪定を行います。
新芽に栄養を集中させることが可能になります。
そのために、一時的に葉っぱのない状態のウンベラータとなります。
また手順を間違えると枯れてしまう場合もあるために、注意が必要となります。
↑丸坊主剪定でなく、Y字剪定を行う方はこちらの記事をご参考ください。
丸坊主剪定はどのような方におすすめ?
- ウンベラータの幹をまっすぐに伸ばしたい
- ウンベラータの幹をかっこいい形に曲げたい・枝分かれさせたい
- ウンベラータが大きくなりすぎた
- 葉っぱが増えすぎ、弱っている
という思い・状況の方にウンベラータの丸坊主剪定がおすすめです。
丸坊主剪定方法の時期と方法
ウンベラータの丸坊主剪定は、生育期の4月から9月に行うのがおすすめです。
この時期は、ウンベラータの生長が活発で、新芽が出やすい=回復力があるためです。
冬に剪定してしまうと、枯れてしまう可能性もあります。
剪定の方法手順をご紹介します。
・剪定ばさみorノコギリ
・園芸用の手袋
・ゴーグルがあると安全です
幹から水平に2~3cmの高さで剪定をおこないます。
剪定は、枝を切り口が斜めにするように切ります。切り落としますと、幹から樹液が出てきます。
ゴムの木の仲間のため、白い樹液です。ティッシュなどで拭き取ると1分ほどで止まります。
葉っぱも全て切り落として問題ありません。
また、癒合剤で切口を保護すると雑菌の侵入を防ぎ、枯れにくくなります。
剪定後の枝は、害虫や病原菌が付着している可能性があるため、処分する。
丸坊主剪定をしてから、約1週間ほど経過しますと新芽が出てきます。
こちらを繰り返すことにより樹形を整えられます。
- 剪定時のウンベラータの葉はどこから切る?
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枝分かれしている箇所のすぐ下でカットすると、新芽が出やすいです。
- 剪定しないとどうなる?
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無造作な樹形となります。また、大きく伸びすぎてしまします。
ウンベラータの丸坊主剪定の剪定手順・動画解説
スクスクのスーパー観葉チャンネルさんの、「ウンベラータの剪定・仕立」が詳しく動画解説されており参考になります。
初回の剪定は怖いと思いますが、動画を見てわかるように葉っぱが復活します。
ウンベラータの丸坊主剪定で失敗しないコツ・注意すべきポイント
ウンベラータの丸坊主剪定で注意すべきポイントは、以下のとおりです。
- 剪定は、生育期に行うこと
- 剪定する位置を決めてから剪定すること
- 剪定は、枝を斜めに切ること
- 剪定後の枝は、処分すること
ウンベラータの丸坊主剪定後のケア
- 剪定後は、水やりをたっぷり行う
- 肥料を与えて、新芽の生長を促す
- 病害虫の予防に注意する
これのことを注意し、枯れないように注意しケアを行ってください。
まとめ
ウンベラータの丸坊主剪定は、正しい方法で行うことで、新芽をたくさん出させ、樹形を整えることができます。しかし、失敗するリスクもあるので、注意が必要です。
今回ご紹介したコツを参考に、ウンベラータの丸坊主剪定を成功させてください。